日本は今や、民泊ブームと言っても過言ではないですが、ふと、「民泊の多い都道府県はどこなんだろう?」という考えに思い当たりました。
私の推測では、外国人旅行者(インバウンド)が多く利用しそうな「京都府」ではないかと予想します。
それでは、インターネットで情報を検索してみます。
すると2018年12月号と記載のある比較的新しいデータが「農林中金総合研究所」というところから出されているPDF資料を探し当てました。
その資料によると、「東京都」が41.2%、次いで「北海道」が28.9%。この時点で既に半数を超えていますが、私が予想した「京都府」は9位までに入っておらず、
その他7%という割合の中に含まれているようです。
この数字は、民泊として届け出を出し、受理された件数を都道府県別で出している結果となりますが、数字の捉え方としては民泊の施設増加数と考えればよい数字でしょうか。
また、平成30年時点の観光庁などが運営するサイトで公開されているデータで、民泊の届出件数が多い都道府県を別途、追加で調査したところ、「福岡県」と「沖縄県」がダントツに多いという事がわかりました。この2つのエリアは韓国などからの観光客を多く取り込むエリアだからでしょうか?反対に届出件数の少ない都道府県は「秋田県」「鳥取県」が一番少ないという結果を確認しました。
観光庁のデータは信頼性ありそうですね。住宅宿泊事業(民泊)の届出合算状況は全国で届出件数が9607件、その中で受理された件数は8199件という数字が公表されています。
日本中で8199件という数字は、私にとって想定していたより少ない数字でした。ホテルや旅館といった大型施設よりも民泊は開業しやすいイメージだったので、民泊ブームといっても案外少ないのですね。
日本では来年オリンピック開催を控えています。外国人観光客が一気に増加する事が想定されているため、今後更に東京を中心に民泊が増えていくのではないでしょうか。
今回は都道府県別で調査をしてみました。来年は更に状況が一変していそうですね。